リノレン酸(Linolenic acid)とは
- リノレン酸(Linolenic acid)は、体内で合成されない必須脂肪酸の一つ。
- α-リノレン酸(Alpha-linolenic acid、ALA)は、多くの植物油で見られる有機化合物である。
- IUPAC名では、all-cis-9,12,15-オクタデカトリエン酸となる[1]。
- 生理学では18:3(n-3)と表記される。
- ALAは直鎖18炭素で3つのcis二重結合を持つカルボン酸である。
- 最初の二重結合はω末端から数えて3番目の炭素に位置する。
- したがって、ALAは多不飽和脂肪酸であり、ω3 脂肪酸である。
- 二重結合の場所が違う異性体にω6 脂肪酸のγ-リノレン酸がある。
- γ-リノレン酸(γ-linolenic acid)は、炭素数18のトリ不飽和脂肪酸のひとつ。
- C6・C9・C12位にいずれもシス型の二重結合を持つ。
- α-リノレン酸の構造異性体で、ヒトの必須脂肪酸のひとつともされる。ω-6脂肪酸 (18:3, n-6) に分類される。
リノレン酸(Linolenic acid)の構造式
α-リノレン酸(alfa-Linolenic acid)の構造式
γ-リノレン酸(gamma-Linolenic acid)の構造式