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ヒスチジン(Histidine)とは

  • ヒスチジン(Histidine)は、体内で合成されない必須アミノ酸の一つ。
  • 2-アミノ-3-(1H-イミダゾ-4-イル)プロピオン酸のこと。
  • 側鎖に、イミダゾイル基を持つ。
  • 略号は、His または H。
  • 等電点は、7.59。
  • 名前はギリシャ語で「組織」という意味。
  • 塩基性アミノ酸の一種で、必須アミノ酸。
  • 糖原性を持つ。
  • 側鎖にイミダゾイル基という複素芳香環を持ち、この部分の特殊な性質により酵素の活性中心や、蛋白質分子内でのプロトン移動に関与している。
  • 蛋白質中では金属との結合部位となり、あるいは水素結合やイオン結合を介してとしてその高次構造の維持に重要な役割を果たしている。
  • ヒスタミンおよびカルノシン生合成の前駆体でもある。
  • ヒスチジンは体内で作られるため狭義では必須アミノ酸ではないと考えられるが、急速な発育をする幼児の食事に欠かせないことを受け、1985年よりヒスチジンも必須アミノ酸に加わった。

ヒスチジン(Histidine)の構造式

ヒスチジン(Histidine)

ヒスチジン(Histidine)の構造式