学術情報
アルギニン(Arginine)
アルギニン(Arginine)
アルギニン(Arginine)とは
- アルギニン(Arginine)は、非必須アミノ酸の一つ。
- 5-グアニジノ-2-アミノペンタン酸(5-グアニジノ-2-アミノ吉草酸)のこと。
- 側鎖に、sec-ブチル基を持つ。
- 略号は、Arg または R。
- 等電点は、10.76。
- 荷電極性側鎖アミノ酸。
- 塩基性アミノ酸の一種
- 蛋白質を構成するアミノ酸としては最も塩基性が高い。
- 非必須アミノ酸ではあるが、成長期には摂取が必要。
- 糖原性を持つ。
- 尿素回路の中間体であり、投与によりアンモニアの生体内解毒を助ける。
- 尿素回路内で、アルギナーゼ (EC 3.5.3.1) によりオルニチンと尿素に分解される。
- アルギナーゼの欠損により高アルギニン血症になる。
- 条件付必須アミノ酸の1つ。外傷・褥瘡・感染などの侵襲下においては、充分な補給が望ましいとされる。
- 免疫反応の活性化、細胞増殖促進し、コラーゲン生成促進などにより、創傷や褥瘡の治癒を促す。
アルギニン(Arginine)の構造式
アルギニン(Arginine)の構造式