第39回日本動脈硬化学会総会・学術集会 | 発表報告
2007年7月13日(金)~14日(土)、大阪国際会議場にて 『第39回日本動脈硬化学会総会・学術集会』が開催されました。
本学会は1972年動脈硬化の成因,予防,治療を研究する目的で約100名の研究者が集まり研究会を設立し、1974年、学会として発足しました。動脈硬化について、基礎、臨床の分野からのみならず、栄養、統計、農学等あらゆる分野の人々が集まり、動脈硬化の成因を探るとともに、その予防、治療をどうやって進めていくかを研究することを目的として活動している会員数約2,200名(2005年現在)の学会です。
本年会において、7月14日、「シイクワシャー果皮エキス」に関して、アークレイ株式会社、京都大学大学院農学研究科 食品生物科学専攻 食品分子機能学分野、(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター、京都市立病院 糖尿病・代謝内科の共同研究成果の発表を行いました。
今回は、現在開発中であるシイクワシャー果皮エキスを用いたヒトでの評価結果を発表する機会を得ました。
ポスター発表で開発担当の河合博成が行いました。発表当日は、非常に大型の台風4号が大阪に接近する最中でしたが、20人近くの方々に発表を聞いていただくことができました。皆さん非常に熱心に発表を聞いていただき、食事制限はどのように実施したのか、体重等の変化はどうだったか、など質問も多くいただきました。
この学会では、発表データを撮影することが禁じられていたので事前に発表内容をプリントアウトして会場で配布しましたが、多くの方々にお持ち帰りいただきました。
年々動脈硬化予防に対する重要性が認識されるなか、食品成分を用いたヒト試験の結果を報告することができ、動脈硬化予防に対して新たなアプローチを提案することができたのではないかと思っております。
今後も継続してシイクワシャー果皮エキスによる動脈硬化作用について調査を進め、信頼性の高い原料としてご利用いただけるよう努めて参ります。
ご多忙中にも関わらず、ご参加いただいた皆様におかれましては、誠にありがとうございました。