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「蛋白の糖化 AGEの基礎と臨床」

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蛋白の糖化 AGEの基礎と臨床

蛋白の糖化
  • 蛋白の糖化 AGEの基礎と臨床
  • 繁田幸男、谷口直之 編集
  • 1997年5月発行、B5判、164頁、¥5,000(本体)
  • 医学書院
 

内容

39名の医学、生化学、食品化学分野における糖化反応の研究者が、基礎から応用、臨床までの広い視点に立ってタンパク質糖化反応の意義について執筆した日本初の単行本です。

各節には、その分野の専門家によって分担執筆された内容が4~5頁にまとめられています。引用文献も豊富に掲げられているため、さらに深く調べるには有用です。それぞれの分野で研究されていた日本の糖化反応が、相互に発展するきっかけとなった書籍の1つです。

残念ながら既に絶版になっています。図書館で借りるか古書を探せば見つかるかも知れません。

目次

I.蛋白糖化反応の生体における意義

A.初期反応について
B.後期段階反応について

II.3-DGとAGEの生化学

A. 3-DG(3-デオキシグルコソン)の代謝とアルデヒドレダクターゼ
B. ポリオール代謝異常と蛋白糖化反応
C. AGE(Advanced glycation endproducts)の化学構造, 定量法およびAGEレセプター

III. 糖化による蛋白質とDNAの切断およびアポトーシス

IV. アマドリ化合物分解酵素

V. 蛋白糖化反応の臨床的意義

A. 糖尿病と蛋白糖化反応

    • 糖尿病の病態生理
    • マーカーとしての3-DG
    • 糖尿病のコントロール指標
    • 毛髪蛋白の糖化反応と臨床的意義
    • 糖尿病性腎症の発症・伸展
    • 形態異常
    • 糖尿病性神経障害の発症・伸展
    • 形態
    • 糖尿病性大血管症の発症・伸展と蛋白糖化反応

B. 老化現象と蛋白糖化反応

C. 神経変性疾患と蛋白糖化反応

D. 透析療法と蛋白糖化反応

VI. 蛋白糖化反応の医薬への応用

A. 輸液と蛋白糖化反応
B. 茶葉中の蛋白糖化反応抑制物質
C. 蛋白糖化反応阻害薬

VII. 食品と蛋白糖化反応との関係

A. 食品におけるメラノイジン生成の意義
B. 蛋白糖化反応と食品の色調
C. 蛋白糖化反応と香り